「JuliaとPythonのどちらを先に学ぶべき?」
という疑問に答えるために2つの言語を比較しました。
PythonとJuliaの違いについては公式ドキュメントも参考にしてください。
目次
PythonとJuliaと難易度はほぼ同じ
どちらもプログラミング言語としての難易度は最も低いレベルです。難易度としての差はほとんどありません。
難易度という点ではどちらの言語から始めても問題ありません。
Pythonの方がライブラリやドキュメントが充実している
Pythonは歴史が古いこともあり、ドキュメントやライブラリの充実具合は上です。
特に日本語向けのドキュメントは充実してきており、調べるのがかなり楽になりました。
一方でJuliaはライブラリはまだまだ発展途上かなと思います。
これから増えてくるとは思いますが、Pythonと比較するとできることが少ないです。
また、日本語のドキュメントや本はまだまだ少ないため、高度なことをしようと思うと英語のドキュメントを読む必要があります。
Juliaの方がプログラミングの実行速度は優れている
プログラミングの実行速度はJuliaのが上であり、ここがJuliaの最大の強みです。
一般的にPythonなどのインタプリタ型の言語はコンパイル型(C言語など)の言語と比較すると実行速度が遅いです。
Juliaはインタプリタ型の言語の中では実行速度がかなり優れています。
高等数学の計算の実装はJuliaの方が楽
Juliaには標準で高等数学の計算ができる関数が搭載されているのでPythonよりも実装が楽です。
機械学習分野では高等数学の計算が使われています。
現在は機械学習をPythonで実装することが多いですが、実装の楽さや計算速度の速さから今後Pythonに変わる言語として活躍する可能性はあります。
Pythonの方が仕事の案件が多い
国内ではJuliaの案件はあまり多くありません。
プログラミング言語で仕事をすることを考えているのであれば圧倒的にPythonを学んだ方がいいでしょう。
Pythonを先に学ぶのがおすすめ
これからプログラミングの勉強を始める方はPythonを先に学ぶ方がおすすめ。
JuliaはPythonと比較するとまだまだマイナーな言語です。
Python以外の言語で既に学んでいる方であれば先にJuliaを学ぶのもありですが、最初に学ぶ言語としてあえてJuliaを学ぶ必要はないと思います。
プログラミングは一つ理解すれば他の言語も理解しやすくなるため、Juliaを学びたい場合でも先にPythonをやっておくと理解しやすくなります。
特にJuliaはPythonをベースとしているのでPythonを先に学習しておけばスムーズに理解が可能です。
とはいえJuliaは実行速度や高等計算ができる仕様から機械学習分野で今後活躍する可能性があります。
機会があれば是非学んでみてください。
まずはPythonの勉強から始めてみましょう。
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