こんにちは、みやびのです。
今回は、「IT業界への転職で失敗する人の特徴」というテーマでお話しします。
IT業界が現在伸びている業界であるため目指している方は多いと思いますが、同時に転職がかなわずに挫折してしまう方も多いです。
失敗する人の特徴としては以下のようなものがあります。
・考えもなしにプログラミングの勉強を始める
・ブログやSNSだけで情報収集する
・自分の実績をまとめていない
・職種をITエンジニアに絞ってしまう
本記事では、私がIT業界での就職活動や実際に10年間働いた経験を元にどのような特徴を持つ人がIT業界への転職で失敗するかについて述べていきます。
目次
IT業界への転職で失敗する人の特徴
考えもなしにプログラミングの勉強を始める
「IT業界に入りたい。よしプログラミングを勉強しよう」
と考えもなしにプログラミングの勉強を始めていませんか?
上記のような考えでプログラミングの勉強を始めると失敗します。
IT業界に入る時にプログラミングの知識は必須ではありません。全く知らなくてもOKです。
IT業界にはITエンジニア以外の職種もありますし、ITエンジニアであってもプログラミングの知識は必ずしも必要ありません。
プログラミングを勉強する姿勢は大事ですが、「あなた自身の将来に本当にプログラミングの知識が必要なのか?」という点を考えるようにしましょう。
ブログやSNSだけで情報収集する
ブログやSNSなどの情報だけで情報収集する人も失敗しやすいです。
先に断っておくとブログやSNSの情報を調べること自体が悪いわけではありません。正しく有益な情報を発信している方も多くいるので勉強になることは非常に多くあります。
当サイトもブログですし。
が、「ブログやSNSをざっくりと読んだだけで情報収集できた」と感じてしまうのは問題。初心者がネットだけで調べた場合、十分な情報収集にならない可能性が高いです。
書籍なども活用してITエンジニアに関する情報をしっかりと収集しましょう。
自分の実績をまとめていない
自分の実績をまとめていない場合も失敗しやすいです。せっかく現職でいろいろな経験や実績を積んだわけですから活かすようにしましょう。
仕事で得た実績や経験とはあなたが思っている以上に非常に強力な武器となります。
実績を活かさないのは非常にもったいないです。
新しいことを勉強することも大事ですが、今現在自分が持っている実績や経験で何ができるか考えることはもっと大事。
実績や経験を見直すことは忘れないようにしましょう。
職種をITエンジニアに絞ってしまう
職種をITエンジニアに絞ってしまう人も失敗しやすいです。
IT業界と聞くとITエンジニアを真っ先に思いつく方も多いですよね。
なので「IT業界に入る=ITエンジニアになる」と考えてしまう方も多いと思います。
しかし、当然ですがIT業界にはITエンジニア以外の職種もたくさんあります。今のあなたと同じ職種や経験が活かせる職種があるかもしれません。
なので、「あえてITエンジニアになる必要があるか」という点はしっかりと考えた方がよいです。
IT業界への転職で失敗しないための具体的な改善方法
・IT業界について徹底的に調べる
・実績や経験をまとめる
・現実的な計画を立てる
まずは己を知り敵を知ることが重要。己(あなた自身)について知り、敵(IT業界)について調べることが重要。その上で現実的な計画を立てていきましょう。
IT業界について徹底的に調べる
どんな業界に入る場合もそうですが、業界について徹底的に調べることは必須です。
SNSやブログでインフルエンサーなどが発信する情報を見て満足する方がいるかもしれませんが、情報収集としては全然足りません。もっと多くの情報を調べるようにしましょう。
調べる方法としては以下のものがあります。
・書籍を読む
・ブログやSNSで情報を得る
・現役ITエンジニアに話を聞く
最も有効かつ手軽な方法は書籍。
必要な情報が体系的にまとまっておりますし、ネットと比較すると情報の信頼性も高いです。最も「書籍だから絶対に信頼できる」というわけではないので複数の本を読むことをおすすめします。
ITエンジニアについて知る本については以下の記事で紹介しています。
ITエンジニア時代に役立った作業効率化の書籍まとめ
ブログやSNSや情報を得るのもありですが、書籍と比べると情報の信頼性に欠けるのでできれは書籍から始めて補助的に使うのがおすすめです。
ややハードルが高いですが、現役のITエンジニアと話をするのもあり。幸い昨今はSNSなどもあるので、直接会わなくても手軽に話を聞くことができます。
いずれの方法を取るにしても大事なことは1つだけの情報を信じないこと。
信頼できる情報を発信している方であっても意図せず誤った情報を発信する場合もありますし、そもそも信頼に値しない情報も少なくありません。
複数の書籍やブログなどを読んで総合的に判断しましょう。
実績や経験をまとめる
転職において実績や経験は非常に重要かつ強力な武器になります。なのでちょっとした経験や実績でも書き出しておくことが大事。
実績の例としては以下の通り。
・関わったプロジェクト
・起きたトラブル(社外でのトラブルやクレームなど、プロジェクトの失敗など)
・現場で培った知識や技術
経験の例としては以下の通り。
・印象に残った日常のできごと
・印象に残った本・テレビ・映画
・遊びや旅行
etc.
上記のように仕事のことはもちろん、仕事以外のことでもいいので印象に残ったできごとは書き出していきましょう。
そして実績や経験を通して「何を感じ何を学んできた」かも書き出します。
例)
できごと:顧客からの商品に対するクレームの対応を行った感じたこと:商品の使い方に対する知識が不十分で顧客に満足な説明ができなかった
学んだこと:商品に使い方を細部までマニュアルは細部まで読み込んでおいた方がよい
上記のように最初はざっくりといいので「できごと」、「感じたこと」、「学んだこと」をセットで書き出しましょう。
実績や経験を書き出し、感じたことや学んだことを書き出していけば、あなたがどんな考えを持ちどんなことを培ってきたかを理解する助けになります。
現実的な計画を立てる
「ITエンジニアについて調べた結果」、「実績や経験をまとめた結果」を踏まえて現実的な計画を立てることが大切です。
現実的な計画を立てる上で重要なことは実績を活かすことを考えること。
例えば「飲食店のアルバイトからプログラミングを勉強してITエンジニアになる」というのはあまり現実的ではありません。
プログラミングの知識で勝負したら現役のITエンジニアと勝負するのが難しいからです。
しかし、「飲食店での接客で培ったコミュニケーション力やクレーム対応経験を活かしてITエンジニアになる」であればいくらか現実的になります。
コミュニケーションやクレーム対応であればITエンジニアに勝てる可能性がありますからね。(まだ現実的でない部分もありますが)
もちろん実績を足りない上で新しい知識や技術を身につけることもありですが、まずは現在の実績や経験で何ができるかを把握しておきましょう。
また、営業職や事務職などはIT業界にも同じ職種があります。なので同じ職種でIT業界に入るのもあり。
ITエンジニアを目指す場合でも同じ職種でIT業界に入って「まずは業界の知識を得る」ことから始めることも考えましょう。
上記のように実績や経験を活かした上で「現実的な方法は何か?」を考えることが大事です。
終わりに
今回は「IT業界への転職で失敗する人の特徴」というテーマでお話ししました。
・考えもなしにプログラミングの勉強を始める
・ブログやSNSだけで情報収集する
・自分の実績をまとめていない
・職種をITエンジニアに絞ってしまう
上記のように調査不足・準備不足のまま計画を立ててしまうと失敗しやすいです。
IT業界に転職する場合に「今までの実績や経験は役に立たない」と決めつけてしまう方がいますが、そんなことはありません。今まで培ってきた実績や経験はIT業界でも大いに役に立ちます。
これまであなた自身がやってきたことを無駄にしないためにも実績をしっかりとまとめて現実的な計画を立てましょう。
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