SEの残業はなぜなくならないのか?〜残業の原因と対策〜

SE(システムエンジニア)として働いていた頃は今日も夜遅くまで残業、もうすぐ0時といったことはよくありました。
最近はいくらか改善されて来ていますが、SEの残業時間は未だ深刻な問題と言えます。

SEと言えば残業するのは当たり前という風潮がありますが、本当にSEは残業が必要なのでしょうか?
無論、作業が大幅に遅れている場合や障害対応など緊急時は定時で帰っている場合ではないので残業は必要です。
しかし、必要以上に残業が行われている部分もあります。そのような残業は会社に取っても本人に取ってもメリットはないのです。(本人は残業代は出るので全くメリットがない訳ではないですが)
今回は残業が増えてしまう原因とその対応方法について説明していきます。

残業が増えてしまう原因とは?

考える

遅くまで働いていることが偉いと思われている

かつては遅くまで働くことは偉いとされていました。
私よりさらに前の時代では0時どころか空が明るくなるまで仕事をしていたこともあったそうです。
最近はこの傾向は薄くなっていますが、未だにその感覚が抜けていない人もいます。そういう人の部下になると残業地獄になる可能性があります。

残業することを前提にスケジュールを組んでいる

残業することを前提にスケジュールを組んでしまいがちです。特に納期までの期間が短い場合は残業が前提になりやすいです。
手の空いている人に助けてもらったり納期を伸ばしてもらうなど定時時間内でスケジュールが調整できないかについては必ず検討しましょう。
ピンチの時に助けてもらう為にも普段から他の人の頼みごとには協力するようにしましょう。協力の為に残業してしまったら本末転倒ですが。

作業が遅れている場合は残業で取り戻す

やってしまいがちなのは遅れを残業で取り戻そうという考え方です。かつて私もよくやってしまっていました。
しっかりとノルマ分をこなしてから帰るのは正しいように思えますが、定時時間内の作業で十分に取り返せるケースもあります。「遅れているから残業しよう」と安易に考えずにまずは定時時間の作業で取り返せるかを検討しましょう。

付き合い残業

仕事終わったけどみんな仕事してるから帰りづらいという人が少なからずいます。私はわりと平気で帰っていましたが、先輩や上司が仕事していたら帰りづらい気持ちはわかります。
しかし、仕事もないのに残業することは会社に取って不利益しかないので帰れる時は帰りましょう。
どうしても気になる場合は手伝えることがないか確認し、メンバー全員が早く帰れるようにしましょう。

仕事を早く進める為に残業する

いずれ遅れが出る可能性を見越して今のうちに残業しておくという考え方です。これも私が頻繁にやっていた無駄な残業です。
楽になるにはなりますが、定時時間にやることもなくなった場合もありました。完全に本末転倒です。
仕事を早く進めたい場合は作業効率化を行い時間の短縮をしましょう。

残業代を稼ぐ為に意味もなく残業する

残業をする最大のメリットは残業代を稼げることです。よってくだらないことや全然急ぎじゃない作業をする為に残業をする人は結構います。
一時的には稼げているように見えますが、作業改善の時間や勉強勉強・遊ぶ時間もなくなってしまう為損失が大きいです。

残業時間からエンジンがかかる

定時時間内はまともな作業をせずに定時後にエンジンがかかるタイプの人は少なからずいます。残業に慣れてくるとこうなりやすいです。
定時時間内にエンジン全開になるように体を整えることが望ましいですが、どうしても定時後に働きたい場合は出勤時間を調整するなど、会社と業務時間の打ち合わせをしましょう。

改善を残業時間に行う

仕事の効率化を行う為にも改善作業が必要ですが、残業を減らす為の改善作業を残業して行うのはNGです。
改善作業は改善の為の時間を定時時間にスケジュールすることから始めましょう。
改善作業は忙しかったり急な仕事が入ったりでなかなか予定通りに行きませんが、諦めずに続けることが大切です。

打ち合わせが多く長い

打ち合わせが長く作業を定時後にやらざるを得ない場合もあります。
私がSEをやっていた時は「月曜日から金曜日まで定時時間ずっと打ち合わせ」という週もありました。

定時後に打ち合わせや依頼を行う

定時後に打ち合わせを行うケースや打ち合わせが伸びて定時後になってしまうケースは多いです。
緊急な場合以外は定時後の打ち合わせや定時時間直前の打ち合わせは避けましょう。

また、期限の短い依頼が定時後や定時直前に飛んでくる場合があります。こうなると残業せざるを得ないです。

残業を減らすための5つのステップ

Todo

定時で帰る癖をつける

残業の多い生活を続けていると残業をするのが当たり前になって来ます。週1回は定時で帰るなど定時で帰る癖をつけましょう。最近は定時退勤日を取り入れている会社も多いのでその日は急ぎの件がない限り必ず定時で帰るようにしましょう。

日々の作業を見直す

自分の作業を客観的に見直してみると無駄な作業や長時間かかっている作業があります。
これらの作業を削減したり効率したりできないか検討するようにしましょう。

急ぎでない作業は次の日に回す

急ぎでない場合は次の日に回しましょう。「明日のどこかでやろう」ではなく、「○月○日の何時から何時の間にやる」ということを決めることが大切です。

定時時間内で終わるように日程を組む

まずは定時時間で終わるようにスケジュールを組むようにすることが大切です。期限が過ぎてしまう場合は期限やメンバーが調整できないか上長に相談しましょう。
遅れが発生した場合についても残業で取り返すことよりも先に定時時間内で遅れを取り戻せるかについて検討しましょう。

依頼や打ち合わせは定時時間内に行う

依頼や打ち合わせは定時時間に行うようにしましょう。依頼する相手のことを考えて定時直前にならないように余裕を持つことが大切です。
また、定時後や定時直前に依頼が来た場合はそれとなく早く依頼して欲しいと伝えましょう。ただし、人間関係にヒビが入ると仕事に支障が出るので伝え方には注意が必要です。

帰るように声をかけるようにする

後輩が残っている場合は声をかけてあげることも大切です。
また、先輩や上長でも気軽に話せる場合は声をかけましょう。ただし、相手の機嫌を損ねないように注意しましょう。

どうしても必要な場合は残る人数を考える

他チームのプログラムが出来上がって来ない場合や納期が近い場合などどうしても残業が必要な場合はあります。その場合は関係者全員残すのではなく必要最低限の人数を残すようにしましょう。

みなし残業の活用

みなし残業とは一定の残業時間分の残業代を予め給与に含んでおく契約方法です。決められた時間分は残業しても残業代が発生しません。
つまりその残業時間内であればいくら残業しても追加の残業代が発生しない為、定時で帰った方が得となります。
必ず一定の残業代を払うと人件費が損のように感じますが、残業時間を減らす為に作業効率化の動きも出てきます。

残業時間が平均30時間以下の場合は有効ですが、30時間以上の従業員が多い場合はあまり効果がありません。
社員個人で決められるものではない為、会社に相談する必要があります。

まとめ

SEと言えば長時間残業が当たり前というイメージの方も多いと思います。
私もかつては同じ考えでした。
しかし、効率の悪い作業から不必要な残業が発生しているのが実情です。
作業の効率化を進めれば0とはいかないまでも大幅に削減することは可能です。日々の作業を見直し、簡単なところから改善していきましょう。

作業効率化の方法をこちらの記事にまとめています。
作業効率化の方法まとめ

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