こんにちは、みやびのです。
Windows歴26年、Mac歴4年ほど。現在は割とMac派です。
今回は、「PythonをやるならMacとWindowsどちらが良いの?」というテーマでお話しします。
早速結論ですが、どっちでも良いです(笑)。
Pythonを勉強したり実行するだけならそこまで大きな差はありません。
なので好みで選んでOKですが、MacとWindowsそれぞれ一長一短あるのでそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
本記事の内容は以下の通り。
・PythonをWindowsで実践する場合のメリット・デメリット
・PythonをMacで実践する場合のメリット・デメリット
PythonをWindowsで実践する場合のメリット・デメリット
Windowsのメリット・デメリットは以下の通り。
◆メリット
・国内企業はWindowsを使ってる会社が多い
・安いPCも多い
・ハード・ソフト両方の互換性が高い
◆デメリット
・重量級のPCが多いので持ち運びにやや不便
・種類が多いので迷いやすい
・文字コードがプログラミングにやや不向き
メリット1:国内企業はWindowsを使ってる会社が多い
一番大きなメリットは使っている企業が多いことです。
WindowsはIT業界でも多くの企業が採用しているので、Macを触ったことがなくてもWindowsが使えれば問題ありません。
また、取引先もWindowsを使っている場合が多いのでファイルやメールのやり取りをやる時に不便がないのもメリット。
Mac・Windowsは文字コードが違うので、メールやファイルのやり取りをすると文字化けしていたり、ファイルが開けなかったりします。
Mac・Windowsの文字化け問題のトラブルは結構頻発します。
一つ一つの時間は5分10分くらいかもしれませんが、何回も発生すると1時間、2時間となるので馬鹿になりません。
なので、仕事の場合Windowsを使うことはかなり大きなメリットとなります。
まあ、取引先がMacの場合もあるんですけどね(笑)。
メリット2:安いPCも多い
Macと比較するとかなり安いPCが多いです。
なので値段を抑えたい人はWindowsを選ぶのもありですね。
Surfaceシリーズは容量面にやや難がありますが、性能の割に値段が安く比較的軽く持ち運びがしやすいので選択肢としてはありです。
メリット3:ハード・ソフト両方の互換性が高い
WindowsはMacと比較すると対応しているハードウェアやアプリケーションが多いことがメリットです。
Macの場合、マウスや外付けキーボードを使う場合、Mac専用のものを買わない限りは変換コネクタが必要ですが、Windowsであれば大抵のハードウェアはそのまま接続可能です。
なのでコンピュータにあまり詳しくない初心者でも使いやすいですね。
ゲームアプリやフリーソフトなどはWindowsにしか対応していないものも多いです。
ただ、最近はメジャーなアプリケーションのMac対応はかなり進んできたので、プログラミングをする上ではそこまで大きな問題はありません。
デメリット1:重量級のPCが多いので持ち運びにやや不便
Surfaceなど一部の機種を除き重量級のPCが多いです。
なので、持ち運びには結構不便。
重量が軽い機種もありますが、性能が低かったり容量が少なかったりするので選ぶ時に注意が必要です。
デメリット2:種類が多いので迷いやすい
Windowsは国内メーカーが多く出しており種類が多いですよね。
種類が多いことは良いように見えますが、「結局どれ買えばいいの?」と迷う方も多いと思います。
「どれも一緒でしょ?」と思うかもしれませんが、PCの知識がないと結構当たり外れあるんですよね。
特に最近はSSD搭載のPCじゃないとまともにOSが動かないので、HDD搭載のPCを買ってしまうと悲惨です。
SSDは後から交換することも可能ですが、手間がかかりますしPCが苦手な人だと交換も難しいですよね。
買ってから後悔しないようにWindosPCの選択は慎重に行うようにしましょう。
「どれを買っていいかわからない」
という人はとりあえず256GB以上のSSDが搭載されているPCを買いましょう。
SSDさえあればPCの処理速度面ではほぼ問題ありません。
文字コードがプログラミングにやや不向き
WindowsがShift_JISという文字コードを採用しているのですが、これが非常にプログラミングと相性が悪い。
Windowsの場合、開発用UNIX系サーバーにアクセスしてプログラミングすることが多いですが、UNIX系サーバーは文字コードがUTF-8なので転送の時に文字化けが起こる可能性があります。
また、Zipファイルなどの圧縮方法も異なるので、Windowsの標準アプリで作ったZipファイルはUnix系では正しく展開できません。
あとは、Gitコマンドなどバージョン管理コマンドを実行する時も文字化けの可能性があります。
なので、文字コードの違いに慣れるまでは結構苦労するかもしれません。
PythonをMacで実践する場合のメリット・デメリット
Macのメリット・デメリットは以下の通り。
◆メリット
・トラックパッドの操作性が高い
・OSがプログラミング向き
・軽いので持ち運びしやすい◆デメリット
・取引先とのメールのやり取りやや不便
・値段が高いものが多い
・USBの規格が異なるので変換コネクタが必要
メリット1:トラックパッドの操作性が高い
Macの大きなメリットの一つはハード面がかなり使いやすいことですね。
特にトラックパッドは非常に操作性が高くマウスがなくても快適にパソコンが使えます。
Macに慣れるとしまうと、WindowsのPCは使いにくく感じるかもしれません。
私も長年Windows派でしたが、Mac派に寝返ったのもこのトラックパッドの使いやすさが一つの理由です。
Windowsのトラックパッドはかなり使いにくく、マウスを使っているという方も多いと思います。
しかし、パソコンと別にマウスを持ち運ぶのも面倒ですよね。
ワイヤー付きは嵩張りますし、ワイヤレスは無くしやすい上に電池がいります。
一方Macは単体でも十分使いやすいので持ち運びも楽です。
メリット2:OSがプログラミング向き
MacはWindowsと比較するとプログラミング向きのOSです。
UNIX系に近い操作ができますし、文字コードもUTF-8なので開発サーバとの互換性は高いですね。
また、iOSアプリはXcodeが使えるMacでしか開発できません。
メリット3:軽いので持ち運びしやすい
Macは重要が軽いのでかなり持ち運びしやすいですね。
13インチのものなら1.4kg、14インチのものなら1.6kgです。
同じサイズのWindowsだと2Kgを超えているのが普通。
Windowsにも軽いものはありますが、容量が少なかったり操作性がいまいちだったり性能が低かったりデメリットも多くあります。
なので、持ち運びやすさ・性能の両方を取るなら完全にMacですね。
デメリット1:取引先とのメールのやり取りやや不便
Windowsのメリットの裏返しとなりますが、取引先とやり取りする場合は少々不便です。
日本の企業はWindowsを使っていることが多いので、Macの場合文字化けやファイルが開けないなどのトラブルが起こりやすい。
Macを使う場合は、取引先がWindowsの場合を考慮して、「メールを送る時だけWindowsで送る」・「Windows・Macの両方に互換性のあるアプリを使う(Googleスプレッドシート・ドキュメントなど)」のような工夫が必要です。
デメリット2:値段が高いものが多い
Macは安いものでも10万円を超えているのでWindowsと比較するとかなり高いですね。
16インチのものを買おうと思うと20万円を超えます。
なので、大きな画面で使いたい場合はかなりコストが嵩みますね。
13インチであれば14万円くらいで買えるので、小さいのを買うのもありです。
13インチでも大きな問題はありません。
なので、画面のサイズが気にならない方は13インチのものを買うのがおすすめ。
デメリット3:USBの規格が異なるので変換コネクタが必要
3つ目のデメリットはUSBの規格がWindowsなどとは異なるので専用のものを使わない場合、変換コネクタが必要な点です。
変換コネクタは複数の接続端子があるタイプだと結構嵩張ります。
接続端子が一つのものならそこまで嵩張らないですが、1,000円くらいするので一つしか繋げないことを考えるとちょっと割高ですね。
嵩張る点さえ気にならなければ、変換コネクタで規格が違うことによるデメリットは解消できます。
終わりに:用途や好みに合わせて考えよう
Windowsは互換性と企業間でスムーズなやり取りができるのが大きなメリット、Macは操作性が非常に高く持ち運びがしやすいのがメリットです。
あなた自身の用途と合わせて選ぶようにしましょう。
まあ、最終的には好みです。
Macも文字コードの違いさえ解決できれば企業間のやり取りもできますし、Windowsも重量・容量・性能のいずれかを妥協すれば持ち運びができない訳ではありません。
どちらも一長一短ありますが、Pythonを勉強する上ではそこまで違いはないです。
なので最後は好みで決めましょう。
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