Pythonの最速勉強方法なんて探していませんか?
初心者が最速の勉強方法なんて探すのはやめましょう。

最速の勉強方法は人によって異なります。

例えばPythonでWebサイトを作りたい人とアプリを作りたい人では最速の勉強方法は全然違いますよね。

アプリを作る人にはWebの最速勉強方法はいりません。逆もしかり。
そしてどの方法が自分にとって最速かなんて初心者が判断するのは無理です。というか中・上級者でも難しい。

なのでまずは勉強の目的を明確にしましょう。
目的を明確にできればやるべきことも明確になるので結果的に最速になります。

本記事の内容は以下の通り。

・「Pythonを最速で習得したい」は「早く宿題を終わらせたい」に似ている
・Python勉強の目的を明確にすれば結果的に最速になる

本記事を読めばPythonの目的にあった勉強方法について理解できます。

「Pythonを最速で習得したい」は「宿題を早く終わらせたい」に似ている

宿題

宿題を早く終わらせたい子供の行動

学校の宿題の目的は基本的には「授業の復習をして理解を深める」です。

他にもいろいろあるかもしれませんが、あれこれ言うと話がややこしくなるので今回は「宿題の目的=授業の復習をして理解を深める」として話を進めます。

先生や親は子供を理解してもらうために宿題をやらせるわけですが、子供はそんなこと知ったこっちゃあないわけです。

「早く遊びたい=早く終わらせることを目的に宿題をやる」という子供も多いですよね。
なので悪知恵を働かせて早く終わらせることを考える子供もいます。

例えば以下のような方法。

・適当に問題を解く
・答えを書き写す
・宿題代行サービスに頼む

3つ目は親も加担していますが、夏休みの宿題とか結構あるそうな。

上記の方法でも宿題を「早く終わらせる」という子供の目的は達成しています。
が、言うまでもなく宿題の本来の目的である「授業の復習をして理解を深める」は全く果たせていません。

最速の勉強方法を探している人は宿題を早く終わらせたい子供と一緒です。
本来の「アプリを作りたい」とか「Webサイトを作りたい」という目的からずれています。

最速の勉強方法ではなく目的に合った勉強方法を探しましょう。

勉強方法は目的によってケースバイケース

あなたも上記の子供のように早く終わらせるだけの宿題をやっていませんか?
全く効果がないとまでは言いませんが、早さを重視して勉強しても本来の目的からは遠ざかります。

勉強方法は目的によってケースバイケースです。
例えばアプリを作りたい人とWebサイトを作りたい人では勉強方法は全く異なります。
アプリもWebもマスターできる最短の勉強方法なんて存在しません。

そして同じアプリでもゲームアプリを作りたい人と万歩計アプリを作りたい人ではやることが全然違います。
似たようなことをやっている人が見つかったとしてもその人をまねることが最速の勉強方法になるとは限りません。

ならどうすればいいのか。
結論は「やってみないと分からない」です。

人によって正解は異なりまし、未来のことなんて誰にもわかりません。

なので最速かどうかで判断するのはやめましょう。
例え最速でなくても必要だと思ったことはやるべきです。

いろいろな方法を試行錯誤するうちに自分なりの勉強方法が見えてきます。

Python勉強の目的を明確にすれば結果的に最速になる

ゴール

最速を目指すなら目的を明確にせよ

これまで「最速の勉強方法を探すな」と言ってきたわけですが、それでもなお最速の勉強を追求したいなら目的を明確にすることが大事です。

目的が決まればやるべきことも明確になり、不必要な勉強を減らすことができます。
目的はより具体的な方にすることが大事です。

例えば、

・プロ野球選手になりたい
・巨人の4番バッターになりたい

では後者の方がより具体的です。

前者の場合、「プロ野球選手になれさえすればどこのチームでもいいし、ポジションもどこでもいい」というかなりふわっとした考えです。

なので「とりあえず素振り」、「とりあえずキャッチボール」とか無意味とまではいいませんが、無難な練習が多くなります。

一方の後者の場合は、チームも巨人と決まっていて4番バッターとかなり具体的な目的です。

実現できるかはさておいて、目的が具体的ならやるべきことが明確になります。
巨人の4番バッターになる方法から逆算して練習方法を考えればいいからです。

巨人の4番バッターに必要なことは?
・打率は高い方がよい?→打てる球を見極めるためにプロの投球映像を見て研究
・長打を打てる方がよい?→バットの芯に球をとらえる素振りの練習

たとえ話なので「そんなんじゃ巨人の4番にはなれん」というツッコミはなしやで(笑)。

プログラミングの場合も同様でより目的をより具体的に絞り込むことが大事です。
実現性は2の次でOK。

◆目的:ゲームを作る
・言語はPython
・ゲームアプリを作る
・ジャンル:2D横スクロールアクションゲーム
・マリオみたいなアクションゲーム
◆やること
・Pythonのゲーム作成方法を勉強
・2Dゲーム制作の勉強
・マリオを実際にプレイしてなぜ面白いのか研究

最初から具体的でなくても大丈夫です。
まずは抽象的な目的を決めて徐々に具体的にしていきましょう。

必要だと思ったら無心で突き進め

「この方法は無駄かな?」
と悩む時間が一番無駄です。少しでも目的に必要だと感じた方法は試しましょう。
結果的に無駄足を踏むことはたくさんあります。

私も数えきれないくらい無駄足を踏み無駄金をつぎ込んできました。

しかし、それは成長には必要なことです。
エジソンの有名な名言に以下の言葉があります。

「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」

失敗と分かったことも立派な成果です。そしてその積み重ねが成功に繋がります。

大半の人がやる前に無駄かどうか判断しようとしますが、無駄かどうかは自分でやってみるまでわかりません。

なので無駄かどうかなんて考えず無心で突き進みましょう。

無駄は意識して改善せよ

「無駄は嫌だ」
「効率的に作業をしたい」
と言いながら無駄なことを繰り返したり非効率な作業をしている人もいます。

私のことです(笑)。

無駄かどうかわからない方法は試すべきですが、既に無駄と判明しているものをやることは本当にただの無駄。

無自覚でやっていることも多いので無駄かどうかを意識しないと改善は難しいです。

常に自分の行動を見直して無駄を見つけましょう。
そして無駄を見つけたら即座に改善方法を考えて実践することが大事です。

無駄の排除は可視化しましょう。

紙に書いて見えるようにするのがベストですね。

例)
・メモに書いてPCに張り付ける
・マニュアルを作る
・チェックリストを作る

上記以外でもいいので自分のやりやすい方法を模索しましょう。

終わりに

Twitterをのぞくと最速の勉強方法なんか流行ってたりします。
もちろん有益な情報もありますが、スクールのセールストークだったり始めたばかりの初心者がわからずに発信していたりするので「そういう方法もあるのか」くらいに右から左に流した方がよいです。

どうしてもPythonの最速習得を目指したいのであれば目的をより具体的にしましょう。

目的が決まればやるべきことも明確になり、余計な勉強を削ることができます。
あとは改善しながら突き進めばOKです。

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