本記事では、Python初心者から中級者になるための方法を紹介します。
「Python入門者のための100日勉強方法」では「超初心者は基礎勉強よりとにかく動かすことが大事」という話をしました。
まずは動かすことに慣れないと勉強してもほとんど理解が進まないからです。
しかし、中級者を目指す場合は基礎知識も意識して勉強や実践を進めていく必要があります。
もちろん動かすことが大事なのは中級者・上級者を目指す場合でも変わりません。
勉強と実践をバランスよく行っていきましょう。
本記事の内容は以下の通り。
・Python中級者を目指すための基礎勉強の方法
・Python中級者を目指すためのスキルの高め方
※本記事はプログラミングの基本的な話を理解している方が対象です。
これから勉強を始めるという方やまだ勉強を始めたばかりという方は「Python入門者のための100日勉強方法」を先に読んで実践してください。
Python中級者を目指すための基礎勉強方法3つ
中級者を目指す方向けのPythonの基礎勉強の方法を紹介します。
具体的には以下の3点です。
・勉強の目的を明確にする
・公式ドキュメントを読む
・参考書を買う
勉強の目的を明確にする
Python超初心者の場合は目的を考える必要はありませんが、中級者を目指す場合は勉強の目的が大事になります。
目的によって勉強する内容が異なるためです。
例えばスマホ向けアプリを作りたい場合とWebサイトを作りたい場合では学ぶ知識が全然違います。
目的を決めずに勉強してしまうとかなり遠回りになってしまうので必ず目的は決めましょう。
また、目的によってはPythonではなく他の言語の方がよい場合もあります。
他の言語となる場合、「また勉強しなおしか」と感じるかもしれませんがプログラミングの基本的な考え方はどの言語も同じです。
もちろん言語によって記述が大きく異なる点もあるため学び直すことも多くありますが、Pythonで勉強したことが全く無駄になるわけではないのでめげずに取り組みましょう。
プログラミング中級者を目指すなら目的を明確にしよう(準備中)
ドキュメントを読む
目的を決めたらまずはドキュメントを読みましょう。
チュートリアルがある場合はいくつか動かしてみるのもおすすめです。
ドキュメントにはPythonの公式ドキュメントの他にフレームワークやライブラリ単位で用意されている場合もあります。
最初から熟読する必要はないです。まずはどんなことが書かれているかざっくりと読んでおきましょう。
現在はブログや書籍などに情報が溢れていますが、やはり最も信頼できる情報は公式ドキュメントです。
「迷ったらまず公式ドキュメントを読む」という癖をつけるようにしてください。
プログラミングのドキュメントの読み方(準備中)
参考書を買う
公式ドキュメントにざっくりと目を通したら参考書を買いましょう。
公式ドキュメントだけで理解できたらいいのですが、専門用語が並んでいて読みにくいケースや日本語のドキュメントがないケースも多いので、参考書の併用はほぼ必須となります。
ネットから始めてもよいですが、信頼できる情報に辿り着くためにはそこそこスキルがいるので最初からネット頼みはおすすめしません。
まずは参考書を買って勉強しましょう。
ひとまず一冊でよいですが、本は当たり外れがあるので予算に余裕があるなら2~3冊買うのがおすすめです。
【中級者向け】参考書の読み方(準備中)
Python中級者を目指すための実践方法
上記では基礎勉強の方法を紹介しました。しかし、プログラミングは動かしてなんぼなので勉強だけでは上達しません。
勉強したら必ず実践するようにしましょう。
今回は中級者を目指すためのスキルアップ方法として以下の4つを紹介します。
・たくさん書いてたくさん動かす
・仕事をする
・アプリを作る
・技術記事を書く
たくさん書いてたくさん動かす
Pythonは書いて動かさなければ上達はありません。
なので初心者だろうが中級者だろうが上級者だろうが上達のためには書いて動かすことが必須です。
ただし、超初心者の頃のようにただ数を書くのではダメ。
いかにプログラムの質を上げていくかを考えましょう。
最も手っ取り早い方法としては、「今日勉強したことをプログラムに組み込んでみる」です。
勉強したことを即実践する癖をつけていけば徐々にスキルが上がっていきます。
仕事をする
最も実践力が上がる方法はやはり実際に仕事をすることです。
仕事をすることで強制的に勉強をする環境に身を置けますし、現場ではどのような知識が必要されているかについても理解することができます。
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アプリを作って公開する
2つ目の有効な方法としてはアプリを作って公開することです。
アプリの公開といっても必ずしもストアに出品する必要はありません。
・GitHubやQiita・ブログなどにコードだけ公開する
・GitHubやブログからアプリをダウンロードできるようにする
作るアプリは簡単なものでも問題ありません。
何でもいいので公開してみましょう。
アプリを公開する最大のメリットはユーザの反応を見られることです。
一人で作っているとどうしても独りよがりなプログラムとなりやすいので「どのようなアプリが必要とされているのか」が見えてきません。
職場の人に見てもらうでもいいので、誰かに自分のアプリを見てもらう機会を作ることが大切です。
Pythonアプリの作り方(準備中)
Pythonistaで作るポーカー作成講座(全5回)
技術記事を書く
プログラムを書くことばかりに注目してしまいがちですが、「Qiitaやブログなどで技術記事を書く」という実践方法もあります。
人に説明できるということは勉強した知識がしっかりと身についているということです。
逆に人にうまく説明できないのであれば、勉強が足りていないということになります。
記事を書くことで自分の頭の中を整理することも可能なので、「技術記事を書くという方法」はかなりおすすめな方法です。
Python技術記事の書き方~初心者にも理解してもらうためには~(準備中)
終わりに
今回は、「Python初心者から中級者になるための方法」を紹介しました。
超初心者の頃は「とにかく動かす」ということが大事でしたが、中級者を目指す場合は「目的を持って勉強する」ことが大事です。
もちろん動かすことは大事なのは変わりがないので勉強と実践をバランスよく行っていきましょう。
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