本記事は、プログラミングの超初心者がPythonの勉強を始める時に最初にやるべきことを紹介するものです。
「プログラミングを勉強しよう!」と決意したもののまず何から始めればいいか迷う方も多いと思います。
いきなり参考書や学習サイトで勉強を始める方が多いのですが順番が違います。
Pythonプログラミングの初心者が最初にやるべきことは以下の3つだけです。
- 開発環境の構築
- プログラムの最低限の動かし方を覚える
- プログラムを実際に書いて動かす
上記3つを順番に実践して行けばプログラミングを勉強する上で最低限必要なことを身につけることができます。
簡単な作業ですし、勉強を始めた時の理解度にも影響するので必ず実践しておきましょう。
目次
Python超初心者が最初にやること3つ
繰り返しとなりますが、Python初心者が最初にやることは以下の3つです。
- 開発環境の構築
- プログラムの最低限の動かし方を覚える
- プログラムを実際に書いて動かす
いきなり基礎勉強から始める方も多いですが、「全く動かしていない状態で基礎勉強を始める」と「1回でもプログラムを動かしてから基礎勉強を始める」では後者の方が早く成長できます。
動かし方を理解していると参考書の説明も理解しやすいですし、参考書の内容を理解できない場合でも「試しに動かしてみる」という方法が取れるためです。
逆に動かし方を理解していなければ「なんかわかったようなわからないような」というもやもやを抱えたまま勉強が進むことになります。
結果、参考書や学習サイトの内容をほとんど理解できません。
必ず動かし方は理解しておきましょう。
「プログラムを動かすのって難しそう」
と考える方もいるかもしれませんが、簡単なプログラムを作って動かす程度であればパソコンかスマホの知識がちょっとあれば十分です。
まずはプログラムを1回でもいいので動かしましょう。
開発環境の構築
初心者が一番最初にやるべきことは自分のPCに開発環境を構築することです。
開発環境の構築をしなければプログラムは動きすらしません。
必ず環境構築が必要となります。
しかし、Pythonの場合開発環境の構築は難しくありません。
公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストールするだけで完了です。
続けてPython編集ソフトをインストールします。
編集ソフトはいくつか種類がありますが、初心者が勉強する場合には「PyCharm」がおすすめです。
機能は制限されますが、無料版もあります。
PyCharmもJetBrainsの公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストールすれば使えるようになります。
もう少し複雑なことをしようとしたら更に準備が必要ですが、Pythonを勉強するだけであればこれで十分です。
Pythonプログラミングの始め方については「Pythonプログラミングの始め方まとめ」もあわせてお読みください。
PyCharmについては「PyCharmの使い方まとめ」にまとめています。
また、Pythonはスマホアプリでもプログラミングできるのでまずはスマホから始めてみるのもありです。
Python超入門〜iPhone・iPadで始めるプログラミング〜
Python超入門〜Androidで始めるプログラミング〜
プログラムの最低限の動かし方を覚える
環境構築ができたらPythonとPyCharmの基本的な使い方を覚えておきましょう。
Pythonを対話形式で起動する
ターミナルソフトを開きます。(PyCharmでの開き方は後ほど説明します)
「python」と入力してEnterキーを押します。(Macの場合はpython3)
対話形式でPythonコードを打ち込めるようになります。
Pythonが記述されたファイルを実行する
Pythonのコードを記述して「sample.py」と
「sample.py」
「python sample.py」と入力してEnterキーを押します。(Macの場合はpython3)
ファイルに書かれているプログラムが全て実行されます。
PyCharmからターミナルソフトを起動する/h4>
PythonのエディタのPyCharmの基本的な使い方について紹介します。
1.アプリケーションから「PyCharm」を起動します
2.「Create New Project」を開きます
3.任意のプロジェクト名を入力して「Create」をクリックします
4.下部のメニューにある「terminal」をクリックします
これでターミナルを起動できます。
プログラムを実際に書いて動かす
動かし方を覚えたら早速プログラムを書いていきましょう。
「でも、まだ変数・関数・クラスの勉強してません」
と、思うかもしれませんが、大丈夫です。
変数・関数・クラスを知らなくてもプログラムは作れますし動きます。
プログラムを動かせるようになってから覚えればいいのです。
変数・関数・クラスなどはプログラムをより便利にするための手段に過ぎません。
最初から無理に覚える必要はありません。
変数や関数を覚える前にプログラムを簡単なプログラムを書いて実際に動かしてみましょう。
文字を表示する
Pythonを対話形式で起動します。
「print('Hello World!')」と入力して実行してみましょう。
◆実行例
1 2 3 4 | >python >>>print('Hello World!') Hello World! |
計算をする
「1+2」のように計算式を入力することで計算結果を表示することができます。
◆実行例
1 2 3 4 5 6 7 | >python >>> 1+2 3 >>> 2*3 6 >>> |
ネットや参考書にあるプログラムを動かしてみる
文字の表示や計算をやったら次は参考書の簡単なプログラムや公式ドキュメントのプログラムを書いてみましょう。
参考書が手元にない場合は公式のチュートリアルからいくつかピックアップして動かしてみましょう。
最初はプログラムの細かい処理を理解する必要はありません。
「このプログラムを動かしたら、こういう結果が出るんだ」
くらいに思っておけばOKです。
難しく考えずにガンガンプログラムを書いていきましょう。
終わりに
「プログラミングを勉強しよう!」と決意したもののまず何をやればいいか迷う方も多いと思います。
- Pythonの開発環境の構築
- Pythonの基本的な動かし方を覚える
- Pythonプログラムを書いて動かす
上記3つを順番に実践して行けばプログラミングを勉強する上で最低限必要なことを身につけることができます。
最初から関数やクラスについて覚える必要はありません。最初に作るプログラムは関数もクラスも変数も何も使わないプログラムでも良いのです。
簡単なプログラムを書いて動かして、「プログラムはこういうものなんだ」という感覚をまずは掴みましょう。
次回>>>Python初心者が理解しておくべき変数の3つ役割
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