今回はFE(基本情報技術者試験)午後問題のソフトウェア設計の勉強のポイントについて紹介します。
ソフトウェア設計の長文を読み解く形式の問題です。
ソフトウェア設計の仕様説明を読んで要点を拾えば解ける問題が大半となります。
知識が少なくても解ける可能性があるので、しっかりと説明を読みこみましょう。
本記事の内容は以下の通り。
・ソフトウェア設計(FE午後問題)勉強のポイント
・ソフトウェア設計(FE午後問題)受験時の回答手順
Table of Contents
ソフトウェア設計(FE午後問題)勉強のポイント
・ソフトウェア設計の出題内容
・基礎勉強の方法
・午後問題を解くための勉強方法
ソフトウェア設計の出題内容
ソフトウェア設計は以下の3つで構成されていることが多いです。(必ずこの構成で出題されるわけではありません。)
・ソフトウェア仕様の説明文:ソフトウェアの仕様が長文で説明
・ソフトウェアの処理フロー:「ソフトウェア仕様の説明文」で書かれた内容を処理フローとして記載
・出題:説明文と処理フローの内容から問題を出題
問題を解くために必要な要素は「ソフトウェア仕様の説明文」にほぼ書かれているので、説明文を読み込めば知識が少ない状態でも解くことが可能です。(ノー勉だと流石に厳しいですが)
反面、問題をしっかり読みこむ必要があるので解くのには時間がかかります。
問題の傾向としては処理フロー中の空欄を埋める問題が多いです。「ソフトウェア仕様の説明文」と「ソフトウェアの処理フロー」を見比べてどの説明がどの処理に対応するのか見極めましょう。
基礎勉強の方法
基礎勉強については他の分野と同様午前問題の過去問を解けばOKです。
参考書を交えて勉強しつつ基礎を固めておきましょう。
ソフトウェア設計は基礎知識がなくても解ける問題が多いですが、エンジニアとして仕事をする上で必要な知識がたくさんありますし、午前問題でも出題されるので勉強しておいた方が良いでしょう。
問題を解くための勉強方法
ソフトウェア設計午後問題に必要な勉強は以下の2点です。
・文章を読む・書く
・過去問題を解く
午後問題を解く基本については「基本情報技術者(FE)の午後問題の基本的な勉強方法」でも説明しているのであわせてお読みください。
文章を読む・書く
多くの問題が説明文をじっくりと読み込むことで回答可能なため、文章から必要な情報を読み取る力が重要となります。
なので長文を読むことになれることが大事。
普段から新聞や本を読んで文章を読むことになれておきましょう。
また、文章を書くことも大事です。
文章を書くことで論理的に言葉を組み立てる能力がついてきます。
「日記や日報を書いてみる」、「仕事のマニュアルを作ってみる」など簡単なものからでよいので文章を書く機会を増やしましょう。
過去問題を解く
ソフトウェア設計は繰り返し問題を解くことで得点が上がりやすいです。
なので過去問を解くことは非常におすすめ。
過去問2~3問くらいを繰り返し解いてみましょう。
何度も問題を解けば「長文を読む」、「必要な情報を抜き取る」といったこともなれてくるので、問題を解く力を上げることが可能です。
ソフトウェア設計(FE午後問題)受験時の回答手順
ソフトウェア設計の回答手順は以下の通りです。
1.設問を見て必要となりそうな情報をメモする
2.問題文を読んで要点に印をつけていく
3.図に対応するプログラムの処理を書き込む
4.設問を解く
前述の通り、ソフトウェア設計は問題文をじっくり読めば答えが書かれているケースが大半です。
設問だけを見て諦めずに問題文を読み込みましょう。
ただし、問題文を読み込む必要があるので時間には注意が必要です。
1.設問を見て必要となりそうな情報をメモする
先に問題文を読まずにまずは設問にざっと目を通します。
必要な情報があればどんどん書き出して行きましょう。
2.問題文を読んで要点に印をつけていく
メモを参照しつつ問題文を読み、要点に印をつけていきます。
要点としては以下のものがあります。
・プログラムの目的
・プログラムの概要
・プログラムの処理
3.図に対応するプログラムの処理を書き込む
図がある場合は対応するプログラムの処理を書き込みます。
処理を書き込んでおけば「空欄となっている処理が何か」という点が簡単に見つけられます。
4.設問を解く
メモした内容とプログラムの図を見ながら設問を解きます。足りない情報がある場合は問題文の該当箇所を読み直しましょう。
終わりに
ソフトウェア設計の問題は知識が少なくてもじっくりと問題を読み込めば解ける問題が大半です。
設問だけ読んで諦めずにじっくりと問題を読み込んで答えとなる文言がないか探しましょう。
ソフトウェア設計午後問題に必要な勉強は以下の2点です。
・文章を読む・書く
・過去問題を解く
過去問がかなり有効な勉強方法のため、繰り返し解いておきましょう。
また、文章を書いたり読んだりすることで、長文読解や論理的に処理を組み立てる能力が上がります。
文章の読み書きの機会も増やしていきましょう。
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