こんにちは、みやびのです。
今回は、基本情報技術者試験(以下基本情報)の暗記方法について紹介します。

基本情報の午前問題は毎回似たような問題が出題されるので暗記さえしてしまえば十分合格ラインに到達可能です。

覚えることは多いですが、本記事の内容を実践していけば暗記が苦手という人でも確実に点を伸ばすことができます。

本記事の内容は以下の通り。

・基本情報の過去問を効率的に暗記するための8つのポイント
・電子書籍(Kindle unlimited等)を活用した暗記方法
・基本情報の午前問題は暗記してしまえば合格できる
・2021年以降の問題収集方法

今回紹介するのは記憶力を上げる方法ではなく効率的に暗記する方法です。
なので記憶力を上げたいという人が読んでもあまり得るものはありません。

CBT方式の導入により新しい過去問の入手は不可能になりましたが、暗記勉強法自体は有効です。
ただし、古い過去問だけでは新しい問題に対策できないので、新しい問題を入手する方法を考えましょう。

基本情報の過去問を効率的に暗記するための8つのポイント

暗記
前述の通り基本情報は割と毎回同じような問題が出るので問題集を暗記するのはかなり効果的です。
時間をかけて少しずつ暗記していきましょう。

効率的に暗記するためポイントは以下の通り。

・丸暗記は必要ない
・目標設定:70点以上を目指そう
・苦手分野と得意分野を知ろう
・問題集は分野別のものを活用しよう
・暗記しにくい分野は切り捨ても考える
・間違えた問題だけ繰り返し解く
・解説も含めて暗記しよう
・定期的に全問を解いて理解度をチェックしよう

丸暗記は必要ない

「暗記か。一字一句覚えなきゃいけないの?」
と考える方もいるかもしれませんが無論そんな暗記は不要ですし時間の無駄です。

小学校の頃にやった教科書の丸暗記ではなく、問題を見てポイントやキーワードを思い出せればOK
文章として思い出す必要もなく「この問題なんか見たことがある。答えは確かこれだ」くらいが目標で大丈夫です。

目標設定:70点以上を目指そう

基本情報技術者午前問題の合格は正解率60%以上です。60点以上取れていれば100点でも60点でも同じです。なので100点を取るような勉強をする必要は全くありません

とはいえ60点では流石にぎりぎりすぎるので70点を目指しましょう。

70点は56問正解(24問まで間違い)なのでそこまでハードルは高くありません。

70点を取れるようにしておけば「苦手な問題がたくさん出た場合」や、「調子が悪かった場合」でも合格ラインを超えられる確率が高くなります。

100点を取るような暗記であれば相当な努力が必要ですが、70点くらいを取る暗記であればそれほど努力はいりません

覚えにくいことは覚えないという選択もできます。

苦手分野と得意分野を知ろう

一度問題を一通り解いて自分の得意分野(正解率の高い分野)と苦手分野(正解率の低い分野)を切り分けておきましょう。

切り分けができたら、

・得意分野を伸ばした方が得点を伸ばせそうか
・苦手分野を克服した方が得点を伸ばせそうか

を考えます。

わからない場合はとりあえず得意分野から勉強して確実に点が取れるようにしておきましょう。

得意分野が安定して解けるようになってきたら70点にあと何点必要かを計算し、足りないようなら苦手分野の勉強も進めていきましょう。

問題集は分野別のものを活用しよう

暗記は過去問題集を中心にやっていけばOKですが、問題集は試験時の出題順に並んでいるものと分野別に並んでいるものがあります。

おすすめなのは分野別の問題集です。

分野がバラけていると頭の切り替えが必要なので効率よく暗記できません。

分野別の問題集であれば同じような問題が固まっているので得意分野や苦手分野を重点的に勉強できます。

「過去問買うお金が・・・」
という方は「過去問道場」というサイトから始めるのがおすすめ。
基本情報(午前)の過去問がランダムに出題されるサイトです。無料で使えます。

スマホから見れるので通勤時間なども有効に活用できるのがポイントです。
また、過去問はIPAの公式サイトから無料でダウンロードできます。

暗記しにくい分野は切り捨ても考える

いろいろな分野を勉強していると「全然覚えられない」という分野も出てくると思います。
こういった分野は切り捨ててしまうのも一つの方法です。

前述の通り60点以上が合格なので無理にすべての分野を身につける必要はありません。
苦手分野に時間がかかりそうなら切り捨ててしまいましょう。

ただし、切り捨てまくった結果70点を割るのは微妙なので「どの分野を残してどの分野を捨てるか」はしっかりと吟味することが大事です。

間違えた問題だけ繰り返し解く

問題集1週目は上から順に1問ずつ解くでもよいです。

しかし、2週目からは何も考えずに上から順に解くのはだめ。
正解した問題は飛ばして間違えた問題だけ繰り返し解きましょう。

「正解したけどたまたま当たっただけ」
という問題に関しても繰り返し解きます。

間違えた問題については解説もしっかり読んで理解を進めておきましょう。

正解した問題についても解説を読んでおくのがベターですが、まずは間違えた問題の理解を進めるでOKです。

解説も含めて暗記しよう

問題と答えだけ覚えてもある程度は点が伸びますが、解説まで覚えてしまえば応用力も上がります

解説には不正解の語句の説明や関連する用語の説明も書かれているので、セットで覚えておくとそれらに関連する問題が出題された時に回答できるようになります。

とは言え最初から解説まで暗記しようと思うと膨大な時間がかかってしまいます。

まずは問題と答えをセットで覚えるでOKです。

CBT方式導入により過去問が公開されなくなりました。これまで以上に解説を含めた理解が大切になります

ある程度勉強が進んできたら解説の暗記も進めましょう。

電子書籍(Kindle等)を活用した暗記方法

電子書籍
kindle unlimitedなどの電子書籍を用いた暗記方法も紹介します。

電子書籍を用いるメリット

電子書籍を用いるメリットとしては以下のものがあります。

・スマホさえあればどこでも勉強できる
・電子書籍の各種機能が使える
・本が汚れない

スマホさえあればどこでも勉強できるのがやはり最大のメリット
情報処理技術者試験は分厚い本が多いので持ち歩くと結構重いですよね。

また、合格した後は基本的にいらなくなるので捨てたり売ったりする手間が出てきます。

電子書籍ならスマホさえあればどこでもできますし、捨てる手間もありません。

また、電子書籍にはブックマークや検索など便利な機能が備わっています。
ブックマークや検索機能を活用すれば勉強の効率を上げることが可能です

電子書籍を活用した手順

電子書籍を活用した手順について紹介します。

1.問題を解く
まずは問題を解いていきましょう。

2.間違えた問題やわからない用語のあるページはブックマーク
続いて間違えた問題やわからない用語のあるページをブックマークしておきます。

また、後でより復習しやすくするためにメモ機能を活用して間違えた問題の番号やわからない用語をメモしてしましょう

リフロー型の問題集(文字認識ができている問題集)であれば該当箇所にマーカーを引いておくのがおすすめです

正解した問題に関しても、「理解できていたから解けたのか」、「勘で解けたのか」という切り分けをしてメモしておきましょう。

3.間違えた問題を中心に復習する
ブックマークとメモが終わったら間違えた問題を中心に復習をします。

・解説を読む
・わからない用語について参考書やネットで調べる
⇨調べたらメモに意味を書き込む
・繰り返し解く
・最初は丸暗記するつもりで勉強すればOK

上記手順を繰り返していれば徐々に理解度が増えていきます。

電子書籍の中ではKindleが特に使いやすいです。対応している本もたくさんあるのでおすすめです。
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基本情報の午前問題は暗記してしまえば合格できる

合格
基本情報の午前問題は毎回似たような問題が出題されます。よって過去問を暗記するだけでも解ける問題はかなり多いです。

飽くまで私の見解ですが、この傾向は今後も変わらないと思います。

数年に1度大きな改定がありますが、それ以外は基本的にはほぼ同様の問題が出題されます。

2020年4月は大きく変わりそうなので、過去問だけだと厳しい部分もあるかもしれませんが、恐らく10月は4月と似たような問題が出るので対策がかなり打ちやすくなると予想しています。

ので4月は見送って10月に受けるのもありですね。

一度試験が実施されれば対策本も一気に増えると思います。

「テストだけの暗記勉強なんてどうなの?」
と思うかもしれませんが、基本情報の内容はエンジニアの仕事にも役立つ内容がたくさんあります。

よって資格を抜きにしても暗記しておいて損はありません。

特に2進数・論理回路・OS・ネットワークなどの知識はどこへ行っても役立つので重点的に勉強しておきましょう。

2021年以降の問題収集方法

2021年から基本情報技術者がCBT方式に切り替わった影響で出題された問題が一切公開されなくなりました

※2020年以前の過去問やCBT試験以外の情報処理試験の過去問はこれまで通り閲覧可能です。

上記の影響で新しい過去問を入手することはほぼ不可能となりました。出題内容が大きく変わるわけではありませんが、古い過去問だけだとやはり不安が残るので新しい試験に対抗した問題を収集した方がよいですね。

新しい問題に対抗した問題を収集する方法としては以下があります。

・予想問題集を購入する
・模試を受験する
・実際に試験を受ける

予想問題集や模試は新しい試験に対応しているので特におすすめ。

実際に受験をするのは本末転倒と感じるかもしれませんが、問題の傾向を把握する方法としては一番確実ですね。

関連記事>>基本情報技術者がCBT方式になった影響とは?合格しやすくなる?

基本情報技術者の暗記には電子書籍を活用するのもあり。
電子書籍の中ではKindleが特に使いやすいです。対応している本もたくさんあるのでおすすめ。
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午前問題が合格ラインに達したら午後問題に注力しよう

午前問題は暗記してしまえば合格ラインに達することはそれほど難しくありません。

暗記と言っても70%くらいでポイントやキーワードが覚えられていればOKです。

午前問題が解けるようになってきたら次は午後問題の勉強に注力しましょう。

午後問題はより実践的な知識が要求されるのでただ暗記するだけでは合格できる可能性は低いです。

机上でトレースしたり実際にプログラムを動かしたりして技術を高めていきましょう。

基本情報(午前)のまとめ>>基本情報技術者(FE)の午前問題で70点以上を取るための勉強方法
午後問題の勉強方法>>基本情報技術者(FE)の午後問題で70点以上を取るための勉強方法