こんにちは、みやびのです。
今回は「初心者でもできるコピペプログラミングの方法」というテーマでお話しします。
コピペプログラミングはプログラミングの基礎練習に有効な方法の1つです
既に完成したコードを動かしたり、組み合わせたりすることでプログラムの理解を深めることができます。
参考書を読んで、1ステップずつ理解しようとしている方も多いと思いますが、まずはコピペしたプログラムを動かして、大きな枠でプログラミングを理解しましょう。
本記事の内容は以下の通り。

・コピペプログラミングをおすすめする理由
・コピペプログラミングの方法

コピペプログラミングをおすすめする理由

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コピペプログラミングをおすすめする理由は以下の3つです。

・初心者でも取り組みやすい
・考える時間を短縮できる
・コーディング時間を短縮できる

最初から1字ずつ打ち込んで取り組もうとしている方も多いかもしれませんが、まずは大きな枠でプログラムをとらえた方がよいです
細かい処理の理解は後回しにしてまずは動かしてみましょう。

初心者でも取り組みやすい

通常のプログラミングの工程は大きくわけると以下の3つの作業が必要です。

1.部品を作る
2.部品を組み合わて1つのプログラムを作る
3.調整

3つの作業をこなさなければならないので初心者にはなかなかハードルが高いです。
特に部品を作る作業はかなりレベルが高く時間もかかります。部品単体でのスペック調整もあるので作業も多いです。
一方コピペプログラミングは「部品を組み合わて1つのプログラムを作る」、「調整」だけですみます
既に完成された部品をうまく組み合わせて調整するだけなので初心者でも比較的取り組みやすいです。

考える時間を短縮できる

プログラムを0から考えることは結構レベルの高い作業です。

・どんな入出力が必要か?
・リターン値はどうすればいいのか?
・関数化した方がいいのか?

などなど考えることがたくさんあります。上記を部品単位で考えなければならないので初心者には途方もない作業です。
コピペプログラミングなら考えればいいことは「部品の組み合わせ方法」や「調整」だけなので、かなり考えることが減ります。
考えることは大事ですが、それ以上時間を無駄にしないことが大事です。考えることと、コピペですませることを切り分けて考えましょう。

コーディング時間を短縮できる

1からコードを打つと時間がかかります。
特に初心者のうちはタイピングも遅いですし、エディタのテキスト補完やフォーマット調整などの機能もうまく使いこなせていないと思うのでめちゃくちゃ時間がかかりますよね。
頑張ってコードを打ち込んだ分プログラミングスキルが伸びるかというと、残念ながらあまり伸びません
頑張ってコードを打ち込んだことにより伸びるのはタイピングスキルです。
コピペプログラミングなら打ち込む時間もかなり減らせるので素早くコードの作成作業を終わらせられます。
まあ、タイピングスキルはタイピングスキルで伸ばした方がいいですが、プログラミングの練習とタイピングの練習は別々にやったほうが効率がいいです。
タイピングに不安がある場合は別途やりましょう

コピペプログラミングの方法

procedure
コピペプログラミングは以下の手順で行います。

・【コピペの前に】目的を明確にする
・コピペするプログラムを探す
・コピペしたプログラムを単体で動かしてスペックを理解する
・自分のプログラムに適応できそうか考える
・足りない点がないか考える
・足りない点を補う方法を考える

【コピペの前に】目的を明確にする

コードをコピペする前に、「何を実現するためにコピペするのか」という目的を明確にしておきましょう
目的明確にしておかないとどんなコードを探せばいいかわかりませんし、自分のプログラムに適応できるかの基準もあいまいになります。
目的の例としては以下の通り。

・画像を画面表示する機能を作りたい
・Webサイトからファイルをダウンロードする機能を作りたい

目的はできるだけ具体的に書きましょう。
また、「画像を画面表示する機能を作りたいし、Webサイトからファイルをダウンロードする機能を作りたい」のように複数の目的を実現するのはNGです。
1つの目的に絞り込みましょう。

コピペするプログラムを探す

目的を明確にしたらコピペ対象とするプログラムを探しましょう。
プログラムを探す方法としては以下があります。

・公式のチュートリアル
・Qiitaやブログ
・GitHub
・参考書

まずは公式チュートリアルや参考書を活用するのがおすすめです。
紙の参考書は打ち込みが必要ですが、GitHubなどでコードが公開されて場合や電子書籍となっている場合もあるのでこちらも活用しましょう。
ブログやQiitaは無料で見ることが可能ですが、情報の正確でない記事や説明がわかりにくい記事も多いので注意しましょう。
◆コピペしたいプログラムを探したい場合のおすすめ参考書
おすすめ参考書は「退屈なことはPythonにやらせよう」です。
非常に数多くのコードの事例が紹介されているので初心者から上級者まで広く活用できます。
私もブログや教材作りのために何度も読み返しています。
長く使える本なので是非買ってみてください。

コピペしたプログラムを単体で動かしてスペックを理解する

いきなり本番コードに入れずにまずは単体の機能を理解しましょう
単体で動かした時に引数やリターン値・画面表示など入出力がどうなるかチェックします。
コードの細かい処理はひとまず理解しなくてもいいので、コード全体の大まかな処理について理解しておきましょう。
無論理解しておくに越したことはないので余裕があれば中身も見ておくのもありです。

自分のプログラムに適応できそうか考える

コードの大まかな入出力や機能を理解したら自分のプログラムに適応できるか考えます。
適応すべきかどうかは目的をどの程度達成できるかで考えましょう。
目的を完全に達成するプログラムを見つけるのは困難です。目的の7割くらいを達成できるプログラムかどうかで判断しましょう。

足りない点がないか考える

適応可能な場合は足りないものは何か考えます。
部品がパズルのようにぱっちりはまってくれればよいのですが、そんな都合のいいコードはそうそうありません。
なので当然足りない点を考えたり、調整する点を考える必要があります。
思いついたものをどんどん紙に書き出していきましょう。

足りない点を補う方法を考える

足りない点がわかったら補う方法を考えます。
方法はいくつかありますが、今回は「コピペコード自体を編集する」、「補助コードを書く」、「運用でカバー」の3つの方法を紹介します。
どれか1つを使うのではなく併用してもOKです。

補助コードを書く

コピペしてきたコードに手は加えずに補助コードでカバーする方法です。
コピペコードの前後に処理を追加して足りない機能を補います。入出力を理解しておけばコードの詳細は見なくてもいいのがメリットです。
コピペコードが予期せぬ動作をしたとしても補助コードでカバーできます。
最もおすすめな方法なのでまずはこの方法で補助してみてください。

コピペコード自体を編集する

コピペしてきたコード自体を書き換えてしまう方法です。
大抵のコードはコピペしたままでは動かないのである程度は調整する必要があります。
しかし、あまり修正を加えすぎるとスペックが変わってしまったり、思わぬ不具合を生む可能性があるので注意しましょう。
難易度が少し高いので慣れてきたらやりましょう。

運用でカバー

問題点や改善点を1から10まで対応するのは時間がかかりますし、技術的に難しい場合もあるので難しいです。
なので、あまり使われない機能など影響の大きくない問題は目をつぶって運用でカバーすることも検討しましょう。
特に勉強としてプログラミングをやる場合は完璧を求め過ぎないことが大事です。
マニュアルやヘルプを充実させるなどドキュメントでカバーする方法もあります。

終わりに

今回はコピペプログラミングの方法を紹介しました。
「コピペなんて簡単そう」
と思うかもしれませんが、思ったように動かないことが多く考えることも多いので決して簡単ではありません。
とは言え0からプログラムを考えるよりもはるかに難易度が低いので初心者はコピペプログラミングから始めるのがおすすめです。
私も初心者の頃はいろいろな人のコードをコピペし、改良を加えながらプログラミングの勉強をしていました。
今もほぼコピペで動かしているプログラムも多いです。(流石にブログには載せられないですが)
プログラミングの理解を進める方法はコピペでも何でもいいのでたくさんプログラムを動かして動作結果や入出力を理解することです。
どんどんプログラムをコピペして動かしていきましょう。
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