今回は、FE(基本情報技術者試験)のハードウェアとソフトウェアの午後問題勉強のポイントを紹介します。

ハードウェアとソフトウェアは主に午前問題の応用問題が出題されます。なので基礎知識が必要な問題が大半です

出題範囲がかなり広いため対策が立てにくい分野でもあります。

ハードウェアとソフトウェアを選択する場合は午前問題や参考書を活用して、しっかりと基礎知識を学んでおきましょう。

本記事の内容は以下の通り。

・ハードウェアとソフトウェア(FE午後問題)勉強のポイント
・ハードウェアとソフトウェア(FE午後問題)受験時のポイント

ハードウェアとソフトウェア(FE午後問題)勉強のポイント

以下の3点について説明します。

・ハードウェアとソフトウェアの出題内容
・勉強の方針:午前問題や参考書で基礎勉強を補強しよう
・基礎勉強の手順

ハードウェアとソフトウェアの出題内容

ハードウェアとソフトウェアは基礎知識の量と応用力が問われる問題が出題されます。分野自体もかなり広い上に出題内容によって使う知識も解き方も全く異なるので対策が難しい分野です。

例えば2019年秋季は、「スレッドを使用した並列実行」、2018年春季には「論理回路」の問題が出題されました。

難易度は中〜高。知識だけでは解けない問題も多いので解説も含めてしっかり理解しておく必要があります。

◆過去の出題内容の例

・論理演算・論理回路
・システムの信頼性
・機械語
・キャッシュメモリと主記憶装置
・マルチタスク
・データ管理
・データの符号化

上記の通り出題パターンが多いです。

運よく詳しい内容が出れば良いですが、全然勉強していないことが出ると全く回答できません。

なので得意分野が出なかった場合は諦めて他の問題を選択を検討した方がよいです

勉強の方針:午前問題や参考書で基礎勉強を補強しよう

前述の通りハードウェアとソフトウェアは他の分野と比較すると出題範囲がかなり広いため、幅広い基礎知識が必要となります。

午後の過去問題を繰り返し解くだけでは勉強が足りません。

知識があることを前提としている問題が多いため、単純に午後問題を解くよりも午前問題や参考書を活用して基礎知識を補強していく方が良いでしょう

対策を立てることが難しいので、ハードウェアとソフトウェアを選択しないというのもありです

特に2020年以降は配点が変わり、プログラミング・アルゴリズム・情報セキュリティの重要度が高まったため、合格を目指すのであればハードウェアとソフトウェアの勉強に時間を割くことは得策ではありません

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もちろんハードウェアとソフトウェアの知識はプログラミングをやっていく上で非常に有用な知識があるので、知識を広げておくことに損はありません。
飽くまで「早期に合格を目指す場合はプログラミング・アルゴリズム・情報セキュリティの勉強を優先した方が良い」というだけの話です。

基礎勉強の手順

まずは、午前の過去問題を解きましょう。
解く問題は過去問3年分くらい(6回分)くらいでOK。

過去問はただ解くだけだと知識に抜けが出やすいです。
解説は熟読して知らない用語があったら調べるようにしましょう

また、正解の選択肢だけでなく不正解の選択肢についても、

・なぜこの選択肢は不正解なのか?
・用語の意味

などを調べることが大事です。

上記を繰り返すだけでも合格に必要な勉強としては十分ですが、必要な基礎知識を網羅しておきたいという方もいると思います。

基礎を網羅しておきたいという方は、参考書やネットを活用して知識を補強するのがおすすめです。

午前問題の勉強方法については「基本情報技術者(FE)の午前問題で70点以上を取るための勉強方法」もお読みください。

ハードウェアとソフトウェア(FE午後問題)受験時のポイント

ポイント
以下の2点について説明します。

・問題を解く時の優先順位
・ハードウェアとソフトウェアの回答手順

問題を解く時の優先順位

午後問題はアルゴリズムやプログラミングは配点が25点と高いので、先に解くのがおすすめです。
アルゴリズムやプログラミングのあとは、情報セキュリティまたは得意分野の問題を解きましょう。

「ハードウェアとソフトウェア」が得意分野でなければ解くのは後回しでOK。

問題を解くおすすめの順は以下の通り。
1.プログラミング(必須問題)・アルゴリズム(必須問題):各25点
2.情報セキュリティ(必須問題):各20点
3.得意分野の問・得点ができそうな問
4.その他の問題

ハードウェアとソフトウェアの回答手順

ハードウェアとソフトウェア設問は以下の手順で解いて行きます。
1.設問を読んでポイントやキーワードをメモ
2.問題文や表・図を見て重要なところにアンダーラインや丸をつける
3.設問に回答する
1問に時間をかけないことが大切です。時間を決めてわからない問題は早めに見切りをつけましょう。

終わりに

「ハードウェアとソフトウェア」は分野の広さから過去問題を解くだけでは得点が伸ばしにくいです。

過去問題をただ解くだけでは知識に抜けが出やすいので解説も熟読しましょう。解説を読んでわからない用語があれば調べることが大切です。

対策を立てにくいので選択せずに他の問題の勉強に重点を置くのもあり

「ハードウェアとソフトウェア」を選択する場合は、「午前の過去問題を解く」、「参考書を読む」などして基礎知識をしっかりと身につけておきましょう。

基本情報技術者まとめ>>基本情報技術者(FE)の対策まとめ