こんにちは、みやびのです。
プログラミングは13年ほどやっております。
今回は、「Pythonの勉強速度を上げる方法」というテーマでお話しします。
プログラミングの最低限の知識を得るために必要な期間は通常約1年くらいです。(1日1時間平均で勉強した場合)
Pythonの場合はもう少し短くできるかもしれませんが、やはり3ヶ月~半年はかかります。
しかし、工夫次第ではプログラミングの勉強期間を短くすることは可能です。
本記事では私が実際に使って速度向上に役立った考え方を紹介します。
目次
Pythonの勉強速度を上げるために必要な考え方
Pythonの勉強速度を上げるために必要な考え方を紹介します。Pythonだけでなく他のプログラミング言語でも応用できるので是非活用してみてください。
・プログラム=パズルと考える
・入出力を常に考える
・本を読む時間よりも手を動かすことを重視する
プログラム=パズルと考える
最初からプログラムを文字の羅列として捉えようとすることは難易度が非常に高いです。英語の勉強のように1stepずつ関数やクラスの意味を調べていたらめちゃくちゃ時間がかかるので挫折の原因になります。
まずはプログラムをパズルやプラモデルのように「いくつかのピースを組み立てて完成させるもの」として考えましょう。
プログラムの一部(ブロックやステップなど)を「1つのピース」として考え、それを組み合わせて1つのプログラムを完成させるイメージです。
まずは細かい処理を理解するのではなく、プログラムの処理を大枠で捉えましょう。
×:1stepずつ関数やクラス・記号の意味を調べて理解する(プログラムの処理を文字として考える)
〇:各ステップやブロックを大枠で理解する(プログラムの処理をパズルのピースのように考える)
初心者を抜け出した頃には、1ステップずつ意味を調べていくのもありですが、まずはプログラムの各処理が「何ができるピースなのか」・「どんな状況で使えるピースなのか」について理解することが大事です。
ピースの役割の理解方法については次の「入出力を常に考える」で説明します。
入出力を常に考える
Pythonを理解する上で最も重要な要素の1つが入出力を意識することです。
入力:プログラムに渡すパラメータ
出力:プログラムを実行した結果得られる値
代表的な入出力が関数やメソッドの引数(入力)とリターン値(出力)です。
しかし、入出力の考え方は関数だけでなく通常のステップにも応用できます。
例えば、
1 2 | a = 3 b = a + 1 |
というコードがあった場合、「a」を入力値、「b」を出力値として見ることが可能です。
上記のように各処理の入出力を意識することで「各ステップやブロックの役割」を理解する助けになります。
「このコードは何のためにあるんだろう?」
という疑問を持ったらprint文などを活用して入出力をチェックしましょう。
本を読む時間よりも手を動かすことを重視する
本を読んで勉強した気になっていませんか?
本を読むだけでは全然勉強にならないです。Progateばかりやっている方も然り。
本やProgateは知識を増やすのには役立つのですが、スキルを伸ばすことに関してはあまり有効ではありません。
初心者のうちはぶっちゃけそこまで知識が必要ないのでインプットよりもアウトプットを重点的に行った方がよいです。
成長するためにはプログラムを動かすことは必須。
知識を増やすこと自体が悪いわけではありませんが、早く成長したいのであればどんどんプログラムを書いて動かしていきましょう。
Pythonの勉強速度を上げるために実践すべきこと
Pythonの勉強速度を上げるためには「いかにコーディング速度を上げるか」ということがやはり重要です。
コーディング速度を上げる方法については「【Python】コーディングの速度を上げる方法」で詳しく紹介しますが、今回はこの中でも効果の高いと私が感じた3つの方法を紹介します。
タイピングの練習をする
タイピングスキルはPythonを勉強する上では絶対必要です。タイピングのスピードが速ければ速いほどプログラミングの勉強効率も上がっていきます。
タイピングの練習ばかりしてPythonの勉強が疎かになってしまうのは本末転倒ですが、打つ速度が遅すぎる場合非常に勉強の効率が悪いです。
タイピングが遅いという自覚がある場合は練習しておきましょう。
また、打ち込む速度に自信がある方でも今よりもスピードが上がれば勉強効率は上げられます。少しでも効率を上げたいと感じている方はタイピングの練習する時間を取るのもありです。
関連記事>>タイピングを上達させたいならパソコンを使った趣味を見つけよう
専用のエディタを使う
プログラミングはメモ帳さえあればコードを書くことができます。しかし当然ですが、メモ帳はプログラムを書くためには作られていないので、作業効率はあまりよくありません。
エラーがあったとしても実行するまでわかりませんし、ハイライトも出ないのでコードが非常に読みにくいです。
私が初心者の頃は便利なエディタがあるとか全然知らなかったのでメモ帳でやっていました。言うまでもないですが非常に苦労しました。
プログラミングには専用のエディタアプリがあり、無料で使えるものもあります。
プログラミングの専用エディタを使えばミスを自動検知してくれますし、テンプレートやフォーマット調整などもできるので初心者でも比較的楽にコーディングが実践できます。
Pythonの場合はPyCharmというエディタがおすすめです。Community版は無料で使えます。
関連記事>>PyCharm無料版のダウンロード方法と基本的な使い方
無駄に考える時間を減らす
「自分の頭で考えることは大事」
という言葉はよく聞くと思います。
確かに考えることが大事です。自分の頭で考えないと成長できませんからね。
しかし、無駄に長時間考えるのはダメです。
考えても答えが出ないときは諦めて、「人に聞く」、「ググる」など次のアクションに移りましょう。
15分考えて答えが出ないことは30分考えても答えが出る可能性は低いです。
時間を置いて考え直したらあっさり答えが見つかる場合もあります。
自分の頭で考えることは大事ですが、「同じことについて考える時間は15分までにする」などルールを明確にしておきましょう。
終わりに
今回はPythonの勉強速度を上げる以下の6つの方法を紹介しました。
・プログラム=パズルと考える
・入出力を常に考える
・本を読む時間よりも手を動かすことを重視する
・タイピング速度を上げる
・専用のエディタを使う
・無駄に考える時間を減らす
1つ1つの効果は少ないかもしれませんが、複数の方法を組み合わせることで勉強の速度を大幅に上げることができます。
私が初心者の頃は本当にど素人だったので、
「参考書を読みまくるだけで手は動かさない」
「メモ帳でプログラミングをしていたのでスペルミスが多く全然作業が進まない」
「答えが出ないことを無駄に何時間も考えて時間を浪費する」
などなど悪戦苦闘の日々を過ごしていました。
あなたは今回紹介した方法を活用して時間を有効に使ってくださいね。
では、今日はこの辺りで。
Pythonの勉強法>>Python入門者のための100日勉強方法